夏休み    2011/8/28(Sun)

■    帰省の弊害    ■

  親的には、あっという間の夏休みでした。

  夏休み前半は、ひたすら発表会。そして、富士山。もうこれでおなかいっぱい。

  毎年恒例のひろぼーの実家への帰省。今まで、わたしは必ず同伴していて、ほとんどを息子であるひろぼー抜きで、嫁・しほと孫・ペロで帰っていました。

  今年は、ひろぼーとペロが帰省しました。義母の様子を聞くとリラックスしていたとのこと。それは本当によかった。

  世の中には、本当に可愛いお嫁さんがいて、自分の娘よりも可愛い、というお姑さんがいることも知っていますが、それはわたしではありませんw。お嫁さんは所詮他人です。親子水入らずでホントによかった。来年からも二人で帰省してもらおっと。

  こうして、二人がいない家で一人でお留守番。家の掃除をしよう、、あ、あれもやろう、そうだ、映画も観に行くのもいいね、などと計画していましたが、ここに思わぬ罠がありました。

  わたしは、ひろぼーあるいはペロ(かなり重要)がいないと寝られないようです。二人が家を空けていた約3日間、ほとんど眠れずにすごしました。こんな生活をすれば、当然のこととして体調崩します。

  ということで、来年以降も二人で帰省してもらいますが、その間、しほも旅行に出たほうがいいかも知れません。


■    アシスタントの思い    ■



  バレエの発表会のDVDがきました。初めて客観的に全ての作品をみることができます。

  アシスタントの立場から。

  お稽古場でいくらわたしが気をつけても、やはり目の届かない部分があります。子どもの舞台でいくつか発見しました。

  アシスタントとして猛省することとします。

  うちのスタジオは、よっぽどのことがなければプリマは育ちません。プロのダンサーも微妙なところです。それがいいか悪いかはまた別の話。

  アシスタントとして子ども達に関わって、よく思うのは、バレエをしていることで何を学んでほしいか、何を自分の中にいれてほしいか、です。

  舞台に出る前、7歳の子を抱きしめました。彼女は一見気が強くよくケンカをします。だから、当初は彼女は非常にキカン気の強いタイプで、ほめるよりも叱ることが重要だと思っていました。

  それが、昨年の舞台(こどもだけの舞台があった)で、もしかしたら、彼女は神経質で、真面目で、だからこそ違うことが非常に気持ちが悪いタイプで、言葉も未熟だから、ついつい友達に強い調子で言ったり手が出るタイプなのかな、、と思いました。

  視点を変えてみると、わたしの推測を裏付けるものが多数でて、彼女の7歳に似合わない神経質さ、真面目さとどのように折り合いをつければいいか?をこの舞台ではずいぶん考えました。


  結局、わたしの努力が的外れだったか、さもなくば努力が足りなかったか、さもなくば彼女との信頼関係が今一だったのか、原因は分かりかねるけれど、さした進歩がなく、彼女の舞台は終わりました。


  これは結構反省事項です。

  他の先生は、彼女の自覚による、と言いますが、7歳の子どもに自覚?というのもちょっとハードル高いんじゃないかな、、が、わたしの考え。

  話を元に戻すと、バレエを習うと、バレエができる、リズム感がつく、姿勢がよくなる、身体機能があがる、表現力がつく、礼儀が身につく、人とあわせることを学ぶ、視野が広くなる、などがさらっとした効果です。   しかし、現実的に多くの子はバレリーナにはなれません。と、するならば、わたしは、バレエを通じてハッピーでいてほしいです。

  この7歳の子の他にも何人か気になる子はいます。

  彼ら、あるいは彼女たちが、将来、どんな道にすすんだとしても、バレエの何かが残っていればいいな、と心から願っています。


■    自分の舞台    ■



  バレエの発表会のDVD初めて客観的に自分の作品をみることができました。

  あちゃちゃ、、、ひどいです。

  わたしのバレエは、ちょっと見には、一応OKです。そういや、発表会の二日間だけで激やせしたので、見た感じも細いです。

  でね。わたしのバレエが一つ進化せざるを得ないものを見つけました。

  人の呼吸に合わせた上で自分のバレエを昇華させる。

  そのレベルまできたようです。

  なんにしても、レッスン不足はいかんともしがない。レッスンに関してはもう少し考えます。次回出るか出ないかは不明ですが、発表会のときだけいきなりポアントという事態だけは避けたいと思います。


■    ゲストの踊り    ■



  初めてゲストの踊りをDVDで観ました。

  これ、発表会で見られるような踊りじゃないです。クオリティ高いです。すごいです。

  で、またちょっと考え方が変わりました。


  ここは日本です。このゲストは背が低いです。多分172センチくらいだと思います。だから、発表会ダンサーとしてはともかく芯で踊るのはきついのかもしれません。

  しかしですね。日本人の多くは背が低いじゃないですか。これだけの技術と表現力を兼ね備えたダンサーは、それだけで存在価値があります。けれど、背が低いのが難点。でも、他の日本人も低いのだから、彼らくらいのものがあれば、踊りだけで収入を得てもいいだろうにね。

  ここが日本の踊りの世界の限界です。


  日本のバレエ団にすぐ入れるレベルです。けれど、踊りだけでは生活できないでしょうね。

  ゲストの一人は、うちの出身で、先生の息子です。そういう要因がいろんなことを難儀にしました。。


  もう少し考えます。


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    富士山登山・ペロ編(4/4)    2011/8/26(Fri)

■    頂上にて    ■

  まずはこの写真。画像クリックしたら大きな画像



■    ペロの言葉    ■

  1日目の登りの際は、

「楽しいね。」
「つれてきてくれてありがとう!」
「嬉しい!」
「アウトドア大好き!」

などと、よく通る声でしゃべりまくっていました。

  二日目、下山。ものすごい傾斜とふんばれない砂の下山道で、へこたれたペロ。

  アルプス一万尺を手遊びつきで歌って下りる。
  なんでも、アルプス一万尺をやると自分が勇気づくそうだw


■    感動したペロの言葉    ■

「ペロね。富士山のぼっているときに考えたの。あのね。パパとお母さんがいろいろ体験させてくれるでしょう?ペロは今まで泣いていたけれどね。失敗してもいい、泣くのはやめよう、って思ったの。わたしが転んでも、お母さん、怒らないし、大丈夫大丈夫って言ってくれたでしょう。だからね。失敗してもいいの。」


  あの、よく分からない慎重派のペロからこんな言葉が出ました。泣きそうだわ。

  と、思ったら、3日後のプールにて。ビート板を使うのは怖い、と半泣きのペロがいましたw。それでも、半泣きから立ち直るのはすごく早くなったから進歩かな?


■    ペロの本心    ■

  今年から夏休みに自由研究の宿題が出た。

  富士山を自由研究にしちゃえ。ほら、ご来光の写真をぺたぺた貼ればいいじゃん。

  まだ2年生だから?ペロだから?しほより計画性のないノートの作り方。超指導をいれるw。

  その中でいくつか文章を書かせた。

『おかあさんがこんなことをかるく言い出しました。
「ふじ山にのぼらない?」
(ふじ山なんてむりだよ。高お山でもせいいっぱいなのに。)と思いましたが、おかあさんがうれしそうにしていたので、「たのしみ。」と言いました。
おと年は、ひこうきからふじ山のてっぺんを見ました。きょ年はキャンプでふじ山を近くで見ました。そんなふじ山を思い出していたら、だんだんとワクワクしてきました。』

  ペロってば、気遣いさんw。


  自由研究の最後のページには、「来年ものぼりたいふじ山」で締めくくっている。もう、富士山はいいや、もし、今度富士山に行くとしても七合目でいい、って言ってたくせに、、、。

  ペロってば、裏表があっていい感じw


おわり



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    富士山登山・登頂・下山編(3/4)    2011/8/26(Fri)

■    二度寝    ■

  ご来光は大変綺麗でございました。

  さて、富士登山を思いついた8月3日時点、メンバーはわたしとペロのみ。どうせペロとわたしなのだから、山小屋でご来光をみたら下山していいと思っていた。もし、体力気力があったら頂上をめざしてもいい、と。

  ご来光は大変美しゅうございました。

  で、しほですが、実は目の奥が七合目あたりからちょびっと痛かったのざますよ。しほは元々体力がなく、疲れやすく、しょっちゅう頭痛がする人なので、これが高山病なのか、単なる疲れなのかは判別しかねていました。ただ、寝たらその痛みはだいぶ消えて、痛みは奥深くくすぶっていたわけですよ。

  どうなの?どうなの?うちら頂上めざすの?

  と、さり気なく女性講師に聞いてみたら、韓国男性もペロも頂上目指す気満々、とのお答え。

  んじゃ、それに向けて準備を…と、ちょこっと思っていたら、皆さん、寝袋に入って寝ちゃうわけですよ。しほは寝るのは大好きなので、即座に右倣えで寝袋入っちゃうわけですよ。寝袋入ったら寒くて寒くて、ダウンもレインスーツも着ているのに寒くて、カイロをもらってスースー寝ちゃいました。

  実は、このとき、韓国男性も女性講師も目の奥が痛かったらしいざます。この人たちは完璧高山病ね。

  高山病は不思議なもので、登っている最中になっちゃう人もいるし、山小屋までは絶好調だったのに、山小屋で寝ているうちに発症しちゃう人もいるらしい。


  この二度寝の効果は、大人3人の高山病の緩和、そして頂上ご来光組の混雑回避、に役立ちました。


  そして、わたしが起きたのが、午前8時40分。ペロを起こして、山小屋スタッフにカップラーメンを頼む。カップラーメンは確か800円。二人でゆっくりすすり、9時半を回る頃、山小屋を出発しました。


■    酸素と糖    ■

  本八合目から頂上までつづれ折に登山道があり、全然進んでいる感じがしない。

  岩登りでつづれ折。つづれ折のくせに傾斜は急。

  昨日絶好調だったペロがさかんに休憩を要求する。気持ち悪くなったみたいだ。

  酸素を吸わせる。

  ちょっといっては酸素。


  この酸素の効用だが、効く、という人もいるが、効かない、という人もいる。気休めみたいなものかもしれない。そういえば、韓国男性も女性講師もさっきからシューシューやっている。

  ここで、しほは気付いた。ペロのチョコレートがないことを。

  チョコレートに含まれる糖は、体を動かす。15分から30分の間に糖をとっていると、その糖のエネルギーを体は消費して動かす。そうこうしているうちに、脂肪が燃え出す。

  で、チョコレート好きなペロは昨日全部食べ尽くしていたw

  わたしが持っているチョコレートありったけをペロに渡す。他にもキャラメル、氷砂糖、塩キャンディ、のど飴なども用意していたが、ペロが一番すきなのはチョコレート。

  あれだけ、休憩を要求していたペロがチョコレート一切れで生き返った。

  チョコレート万歳!

  ただし、傾斜が急でつづれ折でゴールが見えにくいため、昨日に比べると遅い進みだった。


■    フェイク    ■

  つづれ折の向こうに赤い鴨居が見える。

  人として、あれがゴールだ、と思わざるを得ない。

  しかし、これはフェイク。

  九合目の鴨居だったか、本九合目の鴨居だったか…。とにかく頂上フェイクだらけ。

  ふと見上げると、日本の旗が立っている場所がある。どうせ、フェイクだ、と思ったら、そこが頂上だった。   本八合目から頂上への所要時間は約2時間強。遅いペースだと思ったが、韓国男性と女性講師のペースが速いため、そう思っただけかも。またしても予定どおり。


■    小学2年生    ■

  世の親というものは、子どもが小学2年生になると、富士山に連れ出すものなのかもしれない。

  富士山登山の最中、たまに子どもに行き交ったが、半分以上が小学2年生だった。

  世の親というものは、小学2年生の子どもに富士登山をさせると、子どものためになる、と思っているのかもしれない。

  頂上で会った小学2年生の女の子は明らかに涙のあとがあった。話すのも難儀な感じだった。お父さんの方が感極まっていて、「こんだけ頑張ったのだから」となんでもご褒美を買ってあげそうな雰囲気だった。完璧、親が連れ出したのがアリアリだった。

  違う小学2年生の男子は、途中からリュックを投げ出し、お父さんが自分のリュックと子どものリュックを前後ろに背負っていた。励ます励ます励ます。男の子が全身から弱音をはいているのを励ます場面しか見ていない。

  下山でもこの親子に会ったが、男の子は道端に座り込んで石遊びをして完璧に逃避していた。彼は下山できたのだろうか。もしかして、お父さんが最終的におんぶして下山したのだろうか。

  元気はつらつの小学生がいなかったので、うちも皆さんと同じく強制的に連れ出した口なので、ペロをみてみる。

  ペロは元気ざます。よく分からないけれど、それなりにいい感じっぽいです。「わたし、富士山に登ったって自慢しちゃうんだぁ。」と言っているので、リップサービスかもしれないけれど、一応セーフっぽいです。


■    多分二度と来ないと思うから    ■

  ある程度健康であり、高山病対策をした上で、天気に恵まれるなら、誰にでも富士山登頂は果たせます。

  登りはある意味楽です。大変だけれど、登るしかないから。一歩一歩自分の体を前に進めればいいだけなので、登頂は果たせます。
  ご来光は素晴らしいものでした。

  では、お尋ねします。

  また、富士山に登りますか?

  超びみょーーー。

  多分、登らないと思われる。ということは、もう二度と来ないかもしれない。ならば、富士山登頂のみならず、富士山頂上ならでは、のこともやっておこうよ。

  と、思い出作りを策略。韓国男性と女性講師と一時別れ、嫌がるペロを説き伏せ、登った河口湖口とほぼ反対に位置する富士宮口に向かう。富士宮口には郵便局がある。そこには富士山頂上しかない葉書が売っていて、富士山登頂の賞状も売っている。富士山頂の消印も押してもらえる。ペロ宛に葉書を出す。

  行って帰って約1時間。

  とりあえず残る思い出ができましたw

思い出作りに適した郵便局はこちら

■    エライすいません    ■

  下山は普通の健脚だったら4時間ざます。

  無責任なしほに代わって、今回、ナビ役を自ら買った韓国男性、女性講師は人知れずめちゃくちゃ計算しています。

  韓国男性はほぼ初対面だから分からないけれど、長年のお付き合いの女性講師は、普段、テケテケなキャラを前面に出して生きています。そんなテケテケキャラが、水2L持って、ペロの食糧まで背負って、超責任感もって、ペロ(ついでにしほ)を下山させようとしています。

  そういや、登山早朝、女性講師のお母様から、「ペロとしほを頼む」というメールが女性講師のもとに届いていました。


  ホント、何もかも、えらいすいません。

  人知れずめちゃくちゃ計算しているのに、1時間も郵便局なんかにいっちゃってエライすいません。

  大人の健脚で下山4時間。つーことは、ペロを引き連れての下山は6時間みておいたほうがいいかもね。つーことは、今、12時40分過ぎているので、げっ、五合目に着くのが7時くらいになるってこと?

  なんて、お二人が計算しているのを、しほは全然気付きませんでした。エライすいません。


■    下山    ■

  下りはつづれ折。果てしなく続く砂場。足埋まる、傾斜は急、ふんばれない、留まっていられない。

  ペロ半泣き。

  しかし、下らなければ下山はない。

  登山というものは下山までして初めて登山なのである

  今、格好いいことを言いました。どこかのタレントの受け売りです。

  容赦なく照りつける太陽。もうもうの砂煙。

  韓国男性と女性講師のスピードとわたしたち親子のスピードが違いすぎる。

  途中でペロが音をあげる。「先生と男性には先に行っていてもらおうよ。」

  つづれ折の角で、二人が待ってくれている。そこにたどり着こうとする瞬間、二人は次の下りを行く。話す時間もない。

  これも、女性講師の考えで、自分たちが先にいくと、ペロのテンションがさがるから、わざとそうしたらしい。

  ホント、えらいすみません。

  この下りは本当にバランスゲームのような感じで、足腰の強さが試される。反対に子どもは体重が軽いので、なんとでもなる。

  問題は大人。バランスがすごい女性講師も度々転んでいたし、膝にきたらしい。韓国男性は一見したところ問題なし。さすが元軍隊。男性はやっぱり違う。しほもそりゃ大変でしたが、もともとへなちょこな筋肉しかないので、砂に流されるまま、ひょこひょこざーざー下山。

  ペロはやはり子どもなので吸収が違う。七合目を過ぎたあたりから、バランスをとるのが上手になり怖さも克服したようだ。


  さて、下山に要した時間は、4時間強。なんだかんだいって、わたしたちは健脚な人たちでしたw


■    電池切れ    ■

  わたしの携帯はauである。本家スタジオで事務携帯として持っているのもauで7月末に機種変更した。

  その二つの携帯をもって登山したが、本八合目で両方が電池切れ。なんということでしょう。充電満タンにしていったのに。通常ならば、3日くらいもつ携帯が電池切れ。

  一方、韓国男性と女性講師の携帯はi-phoneである。両方とも電池切れを起こさなかった。

  富士山に登山すると、デジカメがよく電池切れを起こすらしい。

  まさか携帯とはね。

  さて、電池切れを起こしました。

  誰が困ったでしょう?

⇒答え・ひろぼー


  ひろぼーは、全く連絡がつかなくなったわたしたちを心配し、この日仕事がまるで手につかなかったようである。あまりにも連絡がつかないので、翌週の月曜日休みをとっていた。


  ひろぼーの携帯番号を暗記しましょうねw

  東京付近になったら、電源を入れると5秒くらいつくようになった。急いでメールを打つ。

  ひろぼーはいつ帰るかわからないわたしたちを駅でずっと待っていてくれました。


以下続く



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    富士山登山・挑戦編(2/4)    2011/8/26(Fri)

■    挑戦その1・早起き    ■

  挑戦その1は、ズバリ早起きです。

  だらだらの生活、夜までテレビを見たり、ネットをしたりで、プチ廃人のわたしも4時半起きをこなしました!


■    五合目    ■

  富士山駅に9時到着。五合目行きの9時半のバスに乗り、1時間。車酔いが心配だったが、酔い止めでクリア。五合目は若干寒い。

  ここで、金剛杖購入。そして、高度に体を慣らすために1時間ほど滞在。
  うどんが消化にいい、とのことで、うどんをゆっくり食べる。
  外をみれば、馬がいる。この馬は六合目まで行ってくれる。あ。もしかしたら七合目かも?
  お値段はお一人様片道14000円。できればお世話になりませんように。
  それにしても、馬は微動だにせず、まるで人形のようだった。こんな高度で人を乗せて歩くのは、きっと大変なんだろう。


■    五合目から六合目    ■

  11時45分頃出発。

  はじめは下り。そして登り。足場が悪く(あとを考えれば非常に足場はいいんだけれど)、ちょっと往生した。金剛杖が役立つ。わたしたちのパーティは子ども連れにも拘らず、結構早いペースで六合目。一時間かかるところを40分で済んだ。

  わたしは、無計画な人間であるが、臆病な人間でもあるので、この六合目に40分で着いたことを危惧し、強制的に20分の休憩を要求。

  一緒に行ってくれた女性講師と韓国の男性(徴兵で軍隊経験あり)は、わたしとペロのペースに合わせてくれた。ご迷惑おかけしております。


■    六合目から七合目まで    ■

  ちょっときつくなってくるぞ。六合目はあっという間についたが、七合目は中々つかない。これまでよりも傾斜がきつい。ひたすら一歩一歩地面を見ながら登る。


■    七合目から八合目    ■

  噂に聞いた岩登りがはじまる。両端に鎖があるが、それはコースの道しるべの役割なので、それを頼りにすると鎖がはずれてしまう危険あり。

  ペロは四つんばいであがらなくてはいけなかったので、韓国の男性がペロの金剛杖を預かってくれる。

  女性講師は元々運動能力が優れている。バレエダンサーとしてもプロになれたほどの人だ。ひょいひょいあがっていく。あとで聞いた話によると、この岩の次はあの岩、とかなり先まで見通して登っていたとのことだ。韓国の男性も軽々と登っていく。

  ペロは四つんばい。でも、「楽しいねー。面白いねー。つれてきてくれてありがとう!嬉しい!」と連発しながら登っていく。ペロの言葉を聞いていると嬉しくなる。
  問題のわたしは、ペロほどでなくとも、四つんばい。もちろん、女性講師がやっているように、見通しをたてて登るなんて脳みそも能力もなく、ひたすら、ペロの明るい言葉をバックに、ペロのあとを追いかける。

  それにしても、だ。確かにわたしは色も黒く、なんだかスポーツができそうな感じだ。しかし、実際は違う。何度もバランスを崩しそうになった。わたしの後ろを登っている人は恐怖を感じてほしい。わたしにつめないでくれ。わたしが落ちたら、あんたも落ちます。


■    八合目から本八合目合目    ■

  ひたすら遠い岩登り。次のゴールも高すぎてよくわからない。ただひたすら一歩一歩よいしょよいしょと登る。宿泊予定の山小屋の看板が見えたときは狂喜した。しかし、看板はみえるものの、距離感は全くわからず、いつまでたっても看板の大きさは変わらず。

  午後5時45分頃、山小屋到着!!

  6時間かかった。まずは予定通り。


■    山小屋    ■

  事前に富士山登山について情報収集した。その際、山小屋の設備やサービスはよくない、との情報も多く目にした。

  なるほど。確かに夕飯食べさせてもらって、朝ごはんもあって、寝るだけだものね。

  と、思っていたら、ごみを捨てられた。びっくり。ただ、ゴミは持ち帰るのが原則です。この山小屋は稀有なのかもしれません。

  山小屋の気温は12度。肌寒い。疲れて肌寒い中でのレトルトのハンバーグカレーは美味でした。

  トイレは山小屋の外。吹き飛ばされそうなところにありました。水はありません。バイオなんとかで処理。当然ですが手も洗えません。

  山小屋内では、ほとんどの方が就寝。就寝組は、夜中1時過ぎにおきて頂上を目指します。そして頂上でご来光を見るのです。

  みんなが寝ているので、静かに行動。夕焼け。雲海に夕焼けが染まります。幻想的。

  8時前に就寝。寝袋。奥から、ペロ、しほ、女性講師、韓国男性。畳一畳に寝袋二つ。意外と皆さん、あっさり寝て、右を見ればペロ、左を見れば女性講師。なんだか不思議な気分でした。


  夜中2時半頃、女性講師とペロは起きてしまったようで、女性講師がペロの面倒を見てくれていました。さむさむの中、星の数を数えたら、46個だったそうです。就寝前、わたしもちらっと夜空を見ましたが綺麗でした。真夜中ならもっときれいだったでしょう。ちょっと残念。


■    ご来光    ■

  夜中1時過ぎ、ばたばたと山頂ご来光組が出発。しほは気配は感じましたがそのまま寝ていた。朝3時半ころおきる。
  ペロも女性講師も起きていた。スタッフがいるところにいってコーヒー400円とココア400円を注文。

  こんな時間でも登山客はやってくる。彼らは夕方から登ってきて、今小休止して、頂上を目指すのだろう。


  4時過ぎ、下界の街の明かりを隠すように、空が徐々に明るくなってくる。ペロを呼び、女性講師も呼ぶ。


  いよいよご来光だ!


  雲海の地平線の色が変わる。まわりが明るくなるにつれ、今まで見えなかったら周囲の山のてっぺんが島のようにぽっかり浮かんでくる。雲海の上に黒い雲。黒い雲は徐々に形を変える。

  秒刻みで空が変わっていく。ホライゾンから光が放射線状に伸びていく。太陽の赤の点が力強くにじんでくる。

  カメラを向けた。しかし、この絵は、カメラにはおさめられない。どんなプロのカメラマンであれ、本当の意味では無理ではないだろうか。絵でもよく見かけるこの光景。しかし、この絵もまた、描くことは不可能かもしれない。

  自然だけがもつ自然の特殊な色なのだ。


  それでも、へっぽこ写真は載せておく。参考程度に思ってほしい。
大きい画像はこちら


  4:45
  4:48
  5:03
  5:07

  ちなみに、午前1時過ぎに起き頂上を目指したグループ。この日、頂上は雲に覆われ、ご来光を拝めなかったそうだ。
  また、この本八合目の山小屋も3日間天気が悪く、実に4日ぶりのご来光だったそうだ。

  ご来光の景色は素晴らしいが、とてつもなく寒い。このときのわたしの服装は、ドライTシャツ、ヒートテックの上下、長袖シャツ、登山ズボン、毛100%のカーディガン、ダウンジャケット、更にレインスーツを着込んだ。それでも寒い。カイロもぺたぺた。そんな折、「ご来光コーヒーはいかがですか?」と山小屋がすすめてくれる。400円のインスタントコーヒー。ぬるい。それでもいいくらい、やはり寒かった。


以下続く



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    富士山登山・準備編(1/4)    2011/8/26(Fri)

■    これだから素人は怖いな    ■

  発表会という超大変だったイベントは、精神を疲弊させた。この大きなイベントを返すには、更に大きなイベントを、、、。

  ペロと二人ですごいことしたい!!

  で、チョイスしたのが、富士山登山。


  ご存知の方はご存知のとおり、しほは体力ありませんw。しかも、子ども連れ。

  素人ほど怖いものはない。知らぬが仏。

  の用例に使っていただいて結構でございます。


■    情報    ■

  さて、いかに思い立ったら吉日の無計画タイプのしほでも情報収集はします。

(無計画タイプのしほが立案したプラン/
雪山キャンプ)

  ご存知ない方に富士山のことを軽く説明します。

★  富士山は夏しか基本登れない。7月〜8月まで。
★  富士山は五合目まではバス、車で行ける。
★  富士山は五合目の時点で2000m超えるので高山病が怖い。リタイアの多くが高山病。

<登山下山所要時間>
☆  五合目から六合目までは約1時間(問題なし)
☆  六合目から七合目までは約1時間(ちょっと厳しい)
☆  七合目から八合目まで約2時間(岩登り)
☆  八合目から本八合目まで約2時間(岩登り、ひたすら遠い)
☆  本八合目から九合目まで約1時間(岩登り、ひたすら遠い)
☆  九合目から頂上まで約1時間(岩登り、急、ひたすら遠い)

⇒ということで、頂上までは合計約8時間。もちろん個人差はあります。気が遠くなりましたか?わたしは気が遠くなりました。

☆  頂上から五合目までの下山所要時間は約4時間。もちろん個人差があります。延べうまくいって12時間。荷物しょって坂道を登った経験がないわたしの恐怖は中々のものです。


★  富士山は寒い。上に行けば行くほど寒い。東京の真冬と同じ気温と思ったほうがいい。

★  富士山に木はない。太陽が照りつける。だから暑い。

★  富士山に水はない。トイレは200円。水500mlは500円(山小屋値段)

★  富士山の山小屋は雑魚寝。隣に知らない人が寝ます。

★  富士山のごみは持ち帰り。

★  富士山は高いので、雨がふったときは下からも降ってくる。

★  富士山の登山で一番怖いのは、高山病にかかること。この対策としては、五合目で体を高さに慣らす。ゆっくりすり足か?というほど遅く登る。いったん高山病にかかったら、下山するより手立てはない。毎年、高山病で倒れる人がいて、ヘリコプターが出動することもある。

★  富士山の下山で一番怖いのは、下山道はかなり急な坂道が砂でできていること。その勢いにのって下山すると足を痛める。


■    用具の準備    ■

  ペロと二人でアウトドア専門店(ヴィクトリア)に行ってみる。

  アウトドア商品は高いざますね。

  鼻血が盛大に出て貧血おこすところでした。


  アウトドア商品をほとんど持っていなかったので、ペロのとあわせて約10万円の散財。


<アウトドア商品>
  レインスーツは必携。リュック、靴、ストレッチのきいたズボン、ダウンジャケット、アウトドア専門の帽子、砂よけスパッツをはヴィクトリアで入手。

<われらがユニクロ>
  ヒートテックの長袖T、スパッツ、ドライTシャツ、ドライ素材の肌着。

<ペロのもの>
  リュック、レインスーツ(約1万円)、ヒートテックの長袖T、スパッツ、ドライT。

 あとは元から持っているフリース、冬用靴下、ヘッドランプ

<食糧、飲料>
  チョコレートをはじめとする甘いもの。非常食。飲み物は一人1L。

  しほは体力がないので、自分の分の1Lのみ。ペロの1Lはペロに持たせました。

  筋肉痛にきくという噂がある、一番オーソドックスなアミノバイタルをチョイス。アミノ酸の量が他のアミノバイタルの2倍。


■    荷物は1gでも少ないほうがいい    ■

  再三言っているとおり、わたしは体力がない。富士山サイトを見ると、1gでも荷物は軽いに越したことはない。と書いてある。

  財布は入れ替え。子どもが持っているようなファスナーしかついていない財布に札だけ入れる。富士山ではトイレが有料なので、約2000円分の100円玉を用意。

  キーケースの重さを軽減させるため、自宅の鍵一本のみ。

  ガムテープは要らない鉛筆に数メートル巻きつけて軽くする。

  ペットボトルの包装紙は全部とる。お菓子の包装紙を最大限とって軽くする。

■    しほの体力がないことの準備    ■

  荷物をもって、ひたすら歩く。豆できた。平地でも豆ができる。登山前1週間のトレーニングは体力を消耗するだけなので、2日間歩き続け、そのあとは体を休めることに専念。あと、早起きの訓練も開始。


■    ペロの心の準備    ■

  ペロの体力は全く心配していない。心配しているのは、彼女の慎重さからくる癇癪、あきらめ状態。

  というわけで、ペロに嫌にならない程度に情報を提供し続けた。


■    思わぬ助っ人    ■

  アウトドアに詳しい本家スタジオの講師に相談する。そんなとき、「わたしも行きたかったなぁ。」などというメールをくれるものだから、しほの罠にはまってしまって、彼女も同行することになる。彼女自身、富士登山を果たしたことはないが、なにせ、どうにもこうにも体力を中心に何かしら信用できないわたしと、まだ8歳のペロ連れ。きっとわたしが思う以上にプレッシャーがあったのだろう。彼女の友人の男の人も飛び入り参加。

ここで重要なのは、このパーティに富士登山登頂を果たした者は一人もいない、ということだw


  用意した水の量は、しほ1L、ペロ1L、女性講師2L、男性4L。なんと、女性講師は華奢な体にもかかわらず、ペロ用のレモン味の水、ペロ用の食べ物まで荷物に入れていてくれた。

  レモン味の水をペロは飲めない。わたしは端から、水は高くても山小屋で買ったほうが体力の消耗をおさえられると思っていた。だから、あとでレモン水の水を1Lもペロのために用意してくれていたことに感謝するとともに、非常に恐縮した。さぞかし重かっただろうに、、、、。本当にありがとう。そしてごめんなさい。


以下続く



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    イベント    2011/8/8(Mon)

■    発表会    ■

  発表会終了。

  今回、わたしは、制作として名を連ねました。あと、アシスタントとして名前が出ました。そんでもって出演者でした。


  そりゃもう色々、、、毎度のことながらありましたわ。

  しかし、今回、違ったのは、本家のユーザーがわたしが思っていた生徒ではなく、先生と先生家族だということに気付けたこと。そのおかげで、ある意味、すっきりしていたものの、やっぱりそこまでするか?ということが度々あり、衝突、夜中に怒鳴られました。今までとちょっと違ったのは、やはりユーザーが違うことに気付いていたため、ある意味、さめていて、その日、今まではしていた歩み寄りの姿勢を一度もとりませんでした。弱みをみせませんでした。ふざけんな。このやろー。


  また、スタッフからよく言われる「子どもに罪はない」の発言にも今まで違和感を感じていました。次につながる言葉は大人は大人の責任においてやっているのだから仕方がない、でした。非常に失礼だと感じていました。が、やっとその言葉に言い返す言葉が見つかりました。子どもとほぼ同じ金額を払い、衣裳代も払っている大人にも罪はありません。出演者の誰にも罪はないんです。


  そんなわけで、やっといろんなことが分かったので、一切媚びずに最後までやりとおせました。


  踊り子としては、かなり不安を抱えていましたが、本来やっちゃいけない大人の筋肉をばしばしに使い、力ずくで踊りとおしました(笑)。


  で、終わってみると、舞台に立つ、というこの魔力に、今更ながらびっくりしました。ふざけんな。このやろーも、チャラにできちゃうくらい、ものすごい魔力があるのです。

  あとですね。子どもの舞台の手伝いにど真ん中に入ってやっていました。「しほさんに言われて気持ちが楽になって舞台を楽しめた。」と小学高学年の子が親に言っていたり、「しほ先生が一番好き」なんてこと言ってもらったり、その中で、舞台にたつ子どもたちが幸せそうに踊り、成功したのをみると、そこにも魔力は存在しています。

  とはいえ、ユーザーが違うことがはっきりした。わたしの人生を先生と先生の家族に捧げるのはちょっと違うわけで、だからといって、本人たちは違う認識で動いているので裏切り者呼ばわりされるのも面倒ですし、また、少し考えますわ。今度はもっと冷静にね。


■    富士山    ■

  2年に1回という大イベントの発表会が終わり、この大イベントを打ち消すには、もっと大きなイベントが必要です。

  ということで、富士山登るぞ。

  体力がないことにかけては、結構自信があるわたし。ペロを引き連れて登るぞ。


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