さくっとまとめて    2013/8/9(金)

■    4月のこと    ■

  本家スタジオ子供たちの振り付けアシスタントに終始した。ホント、他に何やっていたかほぼ記憶がありません。

  アシスタントに関しては、我ながら動けるようになったなぁ、、、と、思った。

  自分の振り付けも入りました。正々堂々と参加表明。振りを覚えるのが早くなったなぁ、音楽を聞き取るのが早くなったなぁ、、と思った。

  多分、この時期も、怒り爆発なことがたくさんあったように思うが、反面、なんかどうでもいいな、と思う部分もあって、ひたすら流していたように感じる。

  昨年のPTAの経験が役立ちましたw。いいんだか悪いんだか。ま、やっと大人になったってことかな(´<_` )


  そうそう。ペロはなんと10歳になりました。彼女へのお誕生日プレゼントは、リクエストどおり、ほっぺちゃん という サン宝石 というところが販売しているもの。大盤振る舞いしてあげました。

  ネット友達のさちからは、ゼツ!というタイミングで、10歳児にはもったいなさすぎるアクセサリーボックスをいただきました。多分、共有ということで、しほのアクセサリーが入っちゃうと思います、、で、共有と言いながら、ペロが使ったら、『赤毛のアン』のマニラ並に怒ると思います、、、、w。


■    5月のこと    ■

  自分の練習も入り、子供の手伝いとの二重生活。加えて、しほちゃん、制作なんて肩書きだから、プログラムの文字原稿起こしやら、スケジュール管理やら。

  今年は、御大のH先生が放浪の旅にはまってしまい、ちょっとの隙があれば行方不明。はじめは、行き先など告げていたのだけれど、リアクションを冷たくしていたら、無言で旅に出る。無言でいなくなるから、どんどん会話は減っていき、なんにも進まない。うがーっ、とはなってはいたけれど、反面、さめていて、いっそのこと一ヶ月くらいいなくなってくれれば勝手に決めるのに、、、とも思っていた。でも、先生は心配性だから、帰ってきちゃうのさ。じゃ、確認とらなくちゃダメじゃん。

  先生たちの心がどっかにいっていたおかげで、その他にも無用なトラブルがあった。他の人にも結構ショッキングな事柄で朝まで話し合ったが、結局、どうしようもないじゃんね。非情だが、おしまい。もう発表会をやることは決まっちゃっているのだから、これからどうするかってことで、過去はおしまい。

  5月もペロにはあまり気遣わなかった。彼女は彼女なりに頑張っているっぽい。

  ペロは、今回の発表会で役付だった。それはチュチュを着ない役柄だった。でも、それなり。頑張っていた。学校の吹奏楽部は8月のコンクールに向け、毎日朝練、午後練。土曜日の練習も入ってきた。ペロは遅刻は一回もしたことがない。


■    6月のこと    ■

  さめていたお陰で、制作しほちゃんは、さほど怒りを覚えなかったが、生徒としては度々怒りを覚えた。先生の放浪の旅でレッスンが数回中止になった。

  もうわたしの本家関係はいいか。スタッフでもあるので、先生に申し上げたいが、伝わらないんだろうね。

  では、ペロに。

  ペロの踊りはへなちょこなりに、アーティストっぽい。へなちょこなんだけれど、楽しさが伝わってくる。観客を喜ばそうという心意気が感じられる。

  ペロの役は、二人で同じ役付けだった。ある小道具を使うことになり、そのオーディションがあった。再三ここでも書いているとおり、ペロは初めてのことには大抵チャレンジしない。なおかつ、人の動作を見る能力が今一で、結果的にもう片方の子がその役を勝ち取った。先生から「ペロ、やらないじゃないか。」と言われたが、「だって、ペロってそういう子だもの。」と返した。もうここまでくると、「やれ。」とか言うのも億劫で…わたしのように何でもかんでもやり始めちゃう人とは違う個性だから、ということに大分納得してきた今日この頃。

  ところが、ところが。二つばかりペロのいいところを発見したのだ。
  相方がお休みでペロが練習に参加していたとき。

  その前週は、反対にペロがお休みで、相方が参加していた。ペロたちの役どころは、面白おかしく。二人でいると非常に雰囲気がいいのだが、ペロがお休みの日は、相方の子は笑顔一つつくれなかた。そりゃ緊張もするよね。しかし、相方がお休みし、ペロ一人のとき、ペロは満面の笑顔で踊ったのだ。この子はこんなすごいところがあるんだ、と感心した。
  更に、オーディションに落ちた小道具。相方の子がいないので、しょうがないから、代わりをわたしがしようとしたら、ちゃっちゃっとペロは小道具の用意をして、あんなにやってもできなかった小道具を自然に使い舞台を継続したのだ。

  なんだ、、、できんじゃん、、、というか、完璧だよ、、、。それをアピールすることもなく、彼女の頭の中にあったのは、舞台を継続する、というただ一点だけのように思えた。

  いやぁ、この子はこういう素敵なところがある、大したもんだ、と思ったのでした。


■    7月のこと    ■

  発表会本番ですがな。

  終了後。
  適度にいい距離を保っている方たちから、「お綺麗でした。」「素敵でした。」と言っていただいた。

  翌日、本当に親しい人たちからのコメントが特にないことに気付き、適度にいい距離を保っている人たちの苦労を思い、自己嫌悪。

  で、また翌日。

  もう、いいじゃんねー。

  わたしはプロではないけれど、バレエが好きで、舞台が好きなのだ。

  本家の舞台は多分これでおしまい。他のスタジオに行くなら別だが、ここまで深く本家と関わってしまった以上、他のスタジオに行くのは先生がスタジオを閉めてからになるかもしれない。

  バレエは総合舞台芸術だから、そりゃ、舞台に立ちたい。でも、本家はクラシックバレエじゃない。本家が目指すクラシックバレエは堅苦しい。

  もっとクラシックバレエは多彩だと思うのだけれど、本家がクラシックバレエをやろうとするとキチキチの基本的なパのみでつながりに乏しい。あとは大技になっちゃうし。

  基礎的なパ。エシャッペ、パッセ、トンベ、パ・ドゥ・ブレ、シャッセ、パ・ドゥ・シャ、ジュテ、アサンブレ、バランセ、ピルエット、スートゥニュー以外にもパはあるし、基礎的なパの組み合わせ次第で世界はもっと広がる。
  トンベだけとっても、方向として8通りあり、出す足の前、横、後ろ、と3つあり、8×3で24通りできる。また、トンベの出し方も小さく、中くらい、大きく、でまた3通り。クロワゼ、エファッセ、正面、でまた3通り。ざっと100通り近くあるわけで、ま、そこまでは言わなくても、組み合わせで少なくとも10通りはできる。

  うん。クラシックバレエは自由で多彩で懐が深いものだと思う。

  ってな感じで、夢の中で自分は踊っていた。大したパは入ってないよ。基本的なパのみで、わたしは限りなく自由に幸せに踊っていた。あまりにも幸せに踊っていたので、起きても幸せに包まれていた。

  大復活。

  そんなところに、気のおけない友人からのメール。信念を持っている人の踊りは違う、と書いてくれていた。えー?!と、大テレですが、「とても朝っぱらから喫茶店でタバコ吸ってやさぐれている人と同一人物に思えない。」とも書いてあり、ま、とりあえず化けれたんだ、と理解。

  その後、わたしがバレエをはじめたときからいる本家古参の方に、「しほの踊りは丁寧で雰囲気があってよかった。子どものお手伝いをしているからだと思う。」と思わぬお褒めの言葉をいただいた。思いがけず踊ったジャズについては、誰からもお褒めの言葉をいただいていないので、素直に、「ありがとうございます。」。

  もう本家で踊るのは多分厳しいな。でも、もし、もし、もし、万が一、自分の振付で踊れるなら踊りたい。


  え?ペロ??
  もちろん、ペロの踊りは素晴らしかったですよ♪

  発表会の翌日もその翌日もずっとそのあとも、夏休みにもかかわらず、お弁当もちで吹奏楽部の練習。みんなの努力の甲斐あって吹奏楽コンクールで銀賞をとった。おめでとー。


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